1本の記事に収めるにはもったいない題材を、時間のあるときにじっくり読んでもらうための長文コーナーです。
ふだんの記事(大洲ノート)は、1つのニュースや資料を分かりやすく短くまとめる ことを大事にしています。でも調べていると、1本の記事には収まりきらない、図解や出典を重ねてこそ 伝わる題材に出会うことがあります。このコーナーはそういうときのための場所です。
政治的な立場は取りません。図解を多用し、出典は本文中のリンクに加えて記事末に脚注として まとめています。読了時間の目安を先頭に載せているので、時間のあるときに読んでください。
「OZU 555 PROJECT」の裏側を調べていたら、城下町再生を支える官民連携スキームに行き着いた。組織図・資金の流れ・キーパーソンまで。
住民基本台帳21年分を旧市町村ごとに集計し直したら、中心と周辺で人口の減り方が3倍近く違っていた。合併の損得を数字で検証する。
判決文の「社会通念に照らして」という一言は、1984年の最高裁判決の上に乗っている。大東・多摩川・鬼怒川と続く判例の系譜を追う。
経常収支比率99.7%で県内ワースト2。でも借金の指標は真ん中。バラバラに届く財政の数字を、1枚の家計簿として並べ直した。
篠山・佐原・竹原・伊賀上野・大洲・函館・秩父・伊勢河崎。開業年と規模と人口で横並びにしたら、大洲が意外な位置にいた。
いまは平均193万円。なぜその値段なのか、誰が泊まっているのか、お金はどこへ行くのか。全国の城泊と比べながら価格を分解する。
1980年から2026年まで、断片的だった人口の数字を1本の線につないだ。減り方がいちばん速いのは、実は今だった。
大洲市で閉校した小中学校18校を、閉校年・統合先・校舎のその後まで1校ずつ調べて地図にした。旧長浜町に8校が集中し、解体費の6割はアスベスト対策だった。計画は白紙になったのに、閉校は続いた。
総務省の決算カード24年分から、大洲市の市税を税目別に全部並べた。軽自動車税だけが2倍になり、固定資産税は評価替えの年に8回中8回下がっていた。市税の中身を決めているのは、ほとんど国の制度だった。
大洲市内で地価が測られている45地点を、1983年から2026年まで全部拾い直した。東京が5年で2.74倍になった時代に大洲は1.08倍。ピークは1996年で、2002年から25年間、一度も上がっていない。
1688年に大洲藩が桝形に立てた量水標から、令和までの洪水記録123件を1本の年表にした。同じ物差しで測った最大は1826年の9.93m。記録がいちばん薄いのは江戸ではなく明治・大正だった。
平成30年7月豪雨から8年。大洲市の復興計画88事業を、計画時の完了予定と実際の完了時期で1件ずつ突き合わせた。予定どおり40・前倒し19・遅れ29。山鳥坂ダムは令和14年度へ延期され、内水対策は19地区中5地区にいる。
合併した2005年から2026年までの市長選8回・市議選6回を、定数・立候補者数・投票率で全部並べた。4回は投票が行われていない。議員は56人から18人へ、人口より速く減っている。
大洲市の産業別就業者数を1980年から2020年まで国勢調査9回分で追った。就業者は29,467人から19,258人へ1万人減り、減った分のほとんどが第1次と第2次産業。いちばん多い仕事は農業から医療・福祉に変わった。
大洲市の耕地面積は1993年の4,915haから2024年の2,650haへ46%減った。全国の3倍のペース。それなのに農業産出額は124億円へ増えている。稼ぎ頭は米でもみかんでもなく豚だった。農家・農地・後継者の31年を数える。
明治22年の町村制から平成17年の合併まで、いまの大洲市の区域にあった市町村を全部数えて系統図にした。34あり、自治体名として残るのは「大洲」だけ。消えた33の名前が、字・小学校名・地区名のどれで生き延びたかを1件ずつ突き合わせた。
大洲市の空き家2,065戸を33地区に割り、同じ日付の世帯数で「100世帯あたりの空き家」を計算した。最少1.3戸と最多68.6戸で52倍の差。空き家が濃い地区ほど、除却補助も空き家バンクも届きにくい形になっていた。
国の水文水質データベースから肱川の時刻水位38年分・33万時間を集計した。大洲第二観測所で旧・氾濫危険水位5.8mを超えたのは5回。2018年の8.04mだけが別の階層にあり、2024年6月には基準そのものが7.1mへ引き上げられた。
大洲道路(国道56号バイパス)は26年かけて5回に分けて開通した。令和3年度の道路交通センサスでは、同じ柚木でバイパス20,098台・現道5,149台と約3.9倍の差。それでも制度上、大洲の国道56号に「旧道」は1区間もない。
大洲市の2018年の交通計画に載っていた27の運行系統を1つずつ2026年まで追いかけた。そのまま残っていたのは6つ。17系統はデマンド型交通に置き換わり、3つは代わりのないまま消えた。長浜には「旧浜バス停」という名前だけが残っている。
基本計画の入札が動き出した長浜港の埋立事業について、事業費・目的・手続きの流れを一次資料から追う予定。
空き家対策計画・解体補助・空き家バンクと、YATSUGIによる再生。制度と現場の両側から空き家問題を1本にまとめる予定。
大洲市民が制度として持っている手を、法律の条文と大洲の実数で並べた。条例の制定を求める直接請求に要る署名は658人分、議会の解散や市長の解職は10,961人分になる。住民監査請求は1人でできて、署名も手数料も要らない。
大洲市の計画に意見を出したのは5人だった。少なすぎるように見えるが、国のパブリックコメントは8割が10件以下で、5件は真ん中にあたる。643人集まって案が1文字も変わらなかった例と、27人で17か所が書き換わった例を並べ、何が結果を分けているのかを、条文と統計と実例で調べた。
大洲市にいくつ宿があるのかを、県のオープンデータ・市の観光サイト・予約サイトの3つで数えたら、56軒・26軒・11軒と全部違った。旅館業の許可一覧を1件ずつ集計して、種別の内訳、許可を取った年、市が持っている宿、チェーンと個人経営の比率、そして大洲市民が1泊するなら現実的にどこかまでを調べた。
検索サイトを4つ使って「大洲」の入力候補を取り、並べて比べた。DuckDuckGoとQwantはBingと語も順番も完全に一致した。一方でYahoo! JAPANは検索結果にGoogleの技術を使っているのに、入力候補だけはGoogleと違っていた。なぜ差が出るのかを考えた。